④ 雑誌投稿の手引き

投稿の手引き

投稿の要件

本会誌は九州矯正歯科学会の機関誌で,年1回,12月(1号)に発行し,歯科矯正学および関連分野の論文等を掲載するものとする.本会誌に投稿する場合は本投稿の手引きを参照すること.本会誌への投稿は本学会会員に限る.ただし編集委員会が認めた場合はその限りではない.投稿論文は他誌に未発表のものに限る.本誌への掲載を受理された論文と同じ内容で他誌に発表する場合には,本誌編集委員会の同意を必要とする. 論文は,平仮名,常用漢字,現代仮名遣いを用い,“である ”調で書く.パーソナルコンピュータを使用し(Microsoft Word for Windowsまたは Word for Apple Macintosh),書式は A4判,40字╳ 20行の 800字に設定する.論文は,できるだけ簡潔に記述されたものとする. 論文は,ヒトを対象とする場合はヘルシンキ宣言を遵守し,その精神に基づいて「倫理的に行われたこと」,かつ「患者あるいは被験者との間にインフォームドコンセントがかわされたこと」の明記を必要とする.投稿にあたり,倫理委員会審査結果通知の写しを添付する.また,動物実験は「動物実験に関する所属研究所機関の指針」に基づいて倫理的に行われた旨の明記を必要とする. 代表著者は共著者全員に確認した上で,利益相反事項届出書(本誌綴込みのもの)を事務局に提出する.また,利益相反がある場合はその詳細を,ない場合はその旨を,原稿中(文献の前)に記載する. 原稿(図,表を含む)は,電子媒体(E-mailまたは CD-ROMなど)を用い送付する.加えて投稿票,誓約書とともに,1部(図,表を含む)の原稿を下記宛に送付する.原稿締め切りは6月30日とする.

原稿の送り先 〒135-0033 東京都江東区深川2-4-11

       一ツ橋印刷株式会社 学会事務センター内 九州矯正歯科学会事務局

TEL:03-5620-1953 FAX:03-5620-1960

e-mail:jos-k@onebridge.co.jp

Ⅰ.原著,臨床

1 表紙
上段より論文表題,著者名,著者所属機関名,論文表題の英訳,著者名のローマ字表記(姓は大文字),著者所属機関名の英訳,キーワード(5語以内),ランニングタイトル,主任または指導者氏名および職名,受付・受理年月日(日付空白),連絡先の順に記載する.論文表題は 50字以内とし,対訳英文をつける.キーワードは5語以内とする.
2 抄録
抄録は 650字以内とし,本文を読まなくても論文の概要が理解できるよう,研究の目的,方法,結果および結論を簡潔に要約する.
3 本文
本文は,「緒言」,「材料ならびに方法」,「結果」,「考察」,「結論」,「文献」および「図のタイトルおよび説明文」で構成される.謝辞,学会発表,研究費出所など特記事項があれば,考察の末尾に記載する.学術用語はそれぞれの学会学術用語委員会選定のものを用い,和訳しにくい用語以外は日本語で表記する.計量単位は原則として「国際単位系(SI)の単位記号」に準じる.動植物の名称は原則として片仮名書きとする.化合物名は日本化学会の定めた化合物名日本語表記の原則に準拠して一般名で書き,商品名では表記しない.欧語は原則として片仮名表記とし,人名等必要なものは原綴りとする.論文の中で,計測機器や薬品などの名称を記す場合は,その機器などの一般的名称を記し,続けて( )内にその製品名や型式,製造者名,製造都市名を順に記すこととする.
4 文献

1)引用文献は,引用順に並べて一連番号を付け,本文中の該当箇所にも右肩にアラビア数字で片括弧をつけて示す.
2)雑誌のとき,著者名:論文表題,雑誌名(略誌名でよい)巻数(号数不要):通巻ページ(最初のページ -最後のページ),西暦年.とする(記載例1).
3)単行本のとき,著者名:書名(省略不可),版,発行地,発行年(西暦),発行所,引用ページ(最初のページ -最後のページ).の順とする(記載例2).
4)著者名は,著者が4名以下のときは全員,5名以上のときは始めの3名までを書き,あとは「他」または「et al.」と省略する.欧文の場合には,著者の姓,名前の頭文字の順に書き,共著者があれば,最後の著者名の前に接続詞(and, und, etなど)を入れる.この場合&は用いない.
5)分担執筆の単行本の場合は,実際に引用する部分の著者名と表題を先に書き,その本の書名,編集者などを後に書く(記載例3).
6)叢書の場合は,書名の次に叢書名,巻数を括弧で区切って付記する(記載例4).
7)何らかの事情で原著を閲覧できない場合は,実際に引用した文献とともに書き,その旨を明記する.この場合,自分の文献表のなかにある論文から引用したときは,単に 3)から引用,22)から引用,と記すだけでよい(記載例5).
8)翻訳書の場合は,著者名:書名(監修者及び訳者名),版,発行地,発行年(西暦),発行所,引用ページ(最初のページ -最後のページ).の順とする(記載例6).
9)学会発表の抄録を文献として引用することはできない.

10)本誌もしくは他誌に投稿済みであるが,まだ公刊されていない論文を引用するときは,著者名,表題,掲載予定誌名,その巻数および西暦年を記した後,必ず〔掲載予定〕あるいは〔投稿中〕と付記すること.
11)私信や特定会合で配布された資料など,公刊されておらず,一般に閲覧できないもの,およびインターネットのホームページは文献に加えない.

記載例

1)藤田恒太郎:人における歯数の異常,口病誌 25:97-106,1958.Tweed,C. H.:Philosophyof orthodontic treatment, Am J Orthod 31:74-103,1945.
2)榎 恵:歯科矯正学,第 2版,東京,1982,医歯薬出版,62-65.Graber, T. M.:Orthodontics,
principles and practice, 2nd ed., Philadelphia・London, 1967, W. B. Saunders Co., 119-121.
3)須崎一郎:伝達麻酔法;山本五郎,水木 孝編 口腔治療学,5版,東京,1957,小川書房,24-40.Tully, W. F.:Normal function of the mouth. in:Current orthodontics, ed.Walter, D. P., Bristol, 1966, John Wright & Sons Ltd., 39-55.
4)滝本和男:矯正歯科(歯科技巧全書),第 1回改訂,東京,1967,医歯薬出版,73-79.Scot, J. H.:Dento-facial development and growth (Pergamon series on dentistry, vol. 6), 0xford, 1967, Pergamon Press, 138-174.
5)武井光三:口蓋裂の発生学的研究,解剖誌 2:16-20,1927.; 21)から引用.Tacker, G. C. : Calcification and phosphatase, J Pathol 48 : 205-233, 1934 ; cited from Eckman, D. C. : Histopathological studies on the periodontal structures, J Am Dent Assoc 44 : 111-134, 1957.
6)プロフィト・ウイリアム R:プロフィトの現代歯科矯正学(作田 守監修,高田健治訳),第1版,東京,1989,クインテッセンス出版,228-244.

5.図
図ごとに通し番号をアラビア数字を用いて付け,それぞれ別ファイル(TIFフォーマット)とする.図は,少なくとも縦横ともに 12.5cm以上の大きさで,1インチにつき 300ピクセルの解像度を用いて作成する.カラー印刷を希望する場合は,「カラー印刷指定」と「図のタイトルおよび説明文」に明記する.カラー印刷に要する費用は著者負担とする.顔写真には「目隠し」を施して,その人物が特定できないように配慮する. 「図のタイトルおよび説明文」は,本文を読まなくても内容を理解できる程度のものが望ましい.別紙としてまとめて添付する.
6.表
表ごとにアラビア数字を用いて通し番号を付け,それぞれ別ファイルとする.表にはタイトルまたは説明文を付ける.本文を読まなくても内容を理解できる程度のものが望ましい.

Ⅱ.症例報告

原則として緊密で安定した伵合が得られた症例を掲載の対象とする.報告対象とする症例は,動的治療終了後2年以上経過し,初診時,動的治療終了時,最終資料採得時のすべての資料を有するものとする.また,雑誌掲載に対する患者様の資料に関する同意書を添付すること.
症例報告は,「論文表題」,「著者名」,「著者所属機関名」,「キーワード」,「要約(300字以内)」,「はじめに」,「初診時所見」,「診断および治療経過」,「考察」,「参考文献」,「図」および「表」で
構成されていることが望ましい.
原稿は本文,参考文献を含めて 4,500字以内とする.

*必要な資料(図・表):初診時,動的治療終了時,最終資料採得時において,以下のすべての資料を有すること.
1)顔面写真(正貌・側貌)
2)口腔内写真または石膏模型写真(正面,左・右側面,上・下顎伵合面)
3)パノラマX線写真
4)側面セファロの重ね合わせ:全体,上顎,下顎
5)側面セファロの分析表:SNA,SNB,ANB,FMIA,U1-SNなど(症例の説明のために

必要な項目があれば追加する)その他,症例によって必要な資料を追加すること.

Ⅲ.クリニカルヒント

クリニカルヒントは,歯科矯正治療に関連した新しい方法等の紹介,稀有なる臨床上の所見等のトピックス,あるいは歯科矯正学または関連分野における技術紹介などを対象とする.原稿は本文,参考文献を含めて 3,000字以内とし,300字以内の抄録をつける.

編集委員会での手続き

投稿論文には受付通知を出す.本投稿要領に当てはまらないものは受付けない.投稿論文の内容について編集委員会で審議し,2名以上の査読者に見解を諮問したうえで,その採否および掲載巻号を決定する.受理論文にはその旨を記す通知を出す.

校 正

著者による校正は1回とする.なお,校正時に著者が,原稿と著しく異なるような書き換えを行ったときは,その掲載を次号以降に延期し,そのために生じた印刷費の増加分を著者に負担させることがある.

著作権

本雑誌に掲載された論文の著作権は,九州矯正歯科学会に帰属するものとする.

論文の二次使用

本誌に掲載された論文を二次的に著作物として利用する場合(機関リポジトリおよび著者個人のWebサイトへの公開等)には,必ず編集委員長の許可を得ること .

2023年発刊の19巻からオンラインによる論文投稿システムの運用を開始する予定です。
運用が開始されましたら、改めてお知らせします。